九州国立博物館を愛する会

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私たちの生業(なりわい)の地・筑紫(つくし)地区には、数多くの歴史資産と今も謎多きロマンが静かに眠っています。
また文化財なら国宝に値するという国指定の特別史跡もこのエリアで九州の三分の一を占めています。
これらも踏まえ日本で四番目の国立博物館がこのつくしの地に開館したのです。

しかし、どれだけの方がこの地の特異性を意識して、どれだけの方がその理由でこの地をお選び頂いているのでしょうか?

私たちは歴史資産の活用と地域連携により、さらに誇りある‘ふるさと’そして選ばれる‘つくし’を創造したいのです。

また、私たちは創業以来、この地の皆様から暖かいご指導ご鞭撻で育んで頂いております。
だから自然体でこのつくしを愛し、ふるさととして生まれ育ったからこそ、新しくこの地で生活される皆様にもこの地を
「第二のふるさと」として 創造したい。こんな願いを持っています。
この為には行政の枠にとらわれず、 つくしを愛し、つくしの代名詞たる‘九州国立博物館’をもっともっと応援するのです。
そして最後にもうひとつの理由・・・。

今まで多くの資源や経済的対価を消費することによって、得られてきた豊かな生活。
そんなライフスタイルが終焉を迎えようとしています。
しかしその一方、発展を遂げてきた人類が「消費の抑制」という課題をクリアするのも既に不可能ではないでしょうか。
このような背景から持続可能な社会を低資源・低コストで実現するという期待が「エコ」という科学技術や商品開発で推進されています。
但し、温暖化対策やCO2削減目標に追い風を受けたこれらの動きも、最終的に難題を提示しています。
その根源的なものが私たち自身の「価値観転換」です。
なぜなら科学技術や商品開発はこれを使う人間のなせる技であり、私たち自身のあり方が失われれば本末転倒となるからです。
しかしこの「本(もと)」こそ、私たちが後世に残さなければならない、大きな責任だと考えます。

「やらされる・してあげる」でなく「楽しむ・学ぶ・させて頂く」という視点。
私たち市民が、生き甲斐やり甲斐を感じとれる、且つ、地域社会にとっても、
必要不可欠な運動体…。そんな生き方、そんな組織が必要だと思うのです。
そしてその為に、この活性化に取り組む = 愛する会の応援。そう感じます。

以上の理由で、私たちは“九州国立博物館を愛する会”を応援したいのです。